概要

任天堂のゲーム機としては初めて、標準ソフトウェア供給媒体として光ディスクを採用。 使用しているのは任天堂と松下電器産業が共同開発したDVDベースのカスタムドライブで、ディスクの直径は8センチ、また、CAV方式とすることで高速なデータ読み込みを実現している。

CPUには、PowerPC750をベースにIBMが開発したカスタムCPU「Gekko」を使用。 メモリにはMoSys社の開発した1T-SRAMを採用し、DRAM並のコストでSRAM並のアクセス速度を実現しているが、メモリ搭載量は24MBにとどまった。グラフィックチップのダイ上にグラフィックメモリを混載することによって、高速なアクセスを実現している。

グラフィックチップである「Flipper」は、SGI社でニンテンドウ64のグラフィックチップを担当したエンジニアが独立して設立したArtX社が開発した。

ArtX社がATI社に買収されたことにより、「Flipper」はATI製となり、ゲームキューブのパッケージにはATI及びIBMのロゴが印刷されている。